中秋の名月

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 9月14日は仲秋の名月、あちこちの寺院や神社で観月会が行われます。新薬師寺、唐招提寺、大和郡山の慈光院などではライトアップをしたりお茶会など趣向を凝らして参拝者に現実を忘れて幽玄の世界へ導いてくれます。

 特に年中行事として親しまれているのが 采女祭り です。仲秋の名月の日、興福寺の近くにある猿沢池で行われます。時代は奈良時代、帝の寵愛を受けていた女官がその寵愛がなくなったことを嘆き猿沢池に身を投げた、という悲しい恋の伝説が残っています。

昼間はお渡り、暗くなってから二艘の管絃船という龍頭の船が雅楽の調べの中、猿沢池をゆっくりと巡り女官の霊を慰めるお祭りが厳かに行われました。また、猿沢池の一角に身を投げるときに来ていた衣を投げかけた柳の木が今も残っていて『衣掛柳』と呼ばれています。

 今年はこの日、奈良地方は台風の影響が心配されていましたが 采女祭りは決行され たいしたこともなく夜空を見上げればきれいな真ん丸いお月さまが浮かんでいました。

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大和のおかいさん

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大和の国ではおかゆのことを』おかいさん』という
私たち(自分の人生を正直に生き、残りの人生を謳歌したいと思う
還暦を迎えたおばさんたち)の子供のころは朝ごはんはおかいさんが
多かった 『おかいさん』はもっとも身近にお世話になった食事で
この呼び方に愛着がある なんともはんなりした呼び方である
私の母親はよくおかいさんに団子をいれて炊いてくれた
だんごおかいは 小麦粉を固く練ってなるべく平たく小判上にまとめ
おかいさんと一緒に炊くだけである  だんごが柔らかいと炊いている
うちに解けてしまいおかいさんがドロドロになってしまう その加減が
おいしいだんごおかいを炊くコツである すいとんにヒントを得たような
おかいさん  これが子供のころから大好きで今でも忘れたころに
無性に食べたくなり作っている 団子は醤油をかけたり砂糖醤油に
つける よその食卓では滅多に見られない『だんごおかい』 
今時の子供には受け入れられないと思いきや、うちの子は以外に
おいしそうに食べている 時々娘から「お母さん久しぶりに
だんごおかい食べたいなあ」なんていわれるとつい作ってしまう
母が作ってくれただんごおかい、娘に作ってやっただんごおかい
食卓がどんなに豪華になっても我が家の食卓には気がつけば
だんごおかいが用意されている 母を思い出しながら、子供のころを
思い出しながら家族でだんごおかいを楽しんでいる
おかいさんは懐かしく忘れられない我が家の味である

ある主婦の詩 こちらもどうぞ

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二月堂のお水取り

*お水取りが終れば春が来る*と奈良の人たちは首を長くして
二月堂お水取りを楽しみにしています
一般的には3月1日から行われる舞台に駆け上がる松明を見に
いく人で賑わいます
松明は1日から14日まで毎日行われ 12日は一回り大きい
籠松明で長さ7メートル 重さ70キログラムにもなり籠の直径は
1メートルにもなります
そんな大きな松明が舞台で振られ黒い闇の中で赤々と燃え広がる
景色は息をのむほどの絶景です
13日までは一本づつ順に駆け上りますが14日だけは10本
いっせいに舞台に上ります そしていっせいに振られます
籠松明は重すぎて振り回すというわけにはいきませんが
12日以外の日の松明は重さ40キログラムぐらいです
14日はその松明がいっせいに並び振り回されます
舞台の端から端までが真っ赤に染まり迫力も充分です
籠松明は大きく特別ですが、14日も必見です
松明の火の粉を浴びればその年は健康に過ごせるといわれ
舞台下は善男善女、老若男女でひしめき合います
外では松明の壮大な行事、二月堂の内陣では奈良時代から続く
練行衆の行法が行われ奈良にもいよいよ春がめぐってきました

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くさ神さん

奈良から桜井のほうへ向かっていくと横井町というところがあるあります
そこに青井明神という小さな神社があります
青井明神はむかしから*くさ神さん* *疱瘡神社*と呼ばれ 
皮膚病の神様と言われています
むかし 小野小町というとてもきれいな女の歌詠みがいまして
歌読みの会に参加していたが何ものかの策略で追われ 逃げていたとき
皮膚病にかかって苦しんでいたところ ある夜 夢におじいさんが
出てきて『奈良から南へ一里行ったところに神社がある そこで体を
清めなさい あなたの皮膚病は治るでしょう』とお告げをもらい
小野小町はその神社を探し水をかぶって一心に祈願をすると
満願の日にくさは治りすっかりきれいな肌にもどっていました
今もこの神社は くさ できもの の神様としてお参りされています
(注)  小野小町は初瀬参りの途中に立ち寄ったという伝説も
     あります

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矢田の石地蔵

むかしむかし 矢田山のふもとの村におばあさんが住んでいました
そのあたりでは家でお味噌を作っていました
どこの家庭でも工夫を凝らしておいしい味噌作りに励んでいました
ところがこのおばあさんは幾ら工夫をしてもおいしい味噌をつくること
ができず 村の人からもいつも笑われていました
ある夜 寝ていると枕元地蔵様におが現れ 「 おいしい味噌を
作りたいならその味噌を私に食べさせてください よく味わって
おいしい味噌に味付けてあげましょう 」 といわれました
不思議な夢を見たおばあさんは夢に出た石地蔵さんのところへ行き
自分の作った味噌をお地蔵さんの口に塗り お味噌がおいしくなりま
すようにと手を合わせて帰りました  数日して手作りの味噌を食べて
見ると本当においしい味噌になっていました
それからは味噌を作るとお地蔵さんに供えおいしい味噌を
作ることができました
近所でも "おいしい味噌作りのお地蔵さん” と評判になりました

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十三鐘の石子詰め

昔、興福寺の周りは門前町として栄えていました
その中に菩提院大御堂というお堂があります
お堂の横に寺小屋があり近所の子供たちがお寺の和尚さんに
読み書きを習っていました
このあたりは春日大社から奈良公園まで鹿が自由に放し飼いに
されていました  鹿は春日大社の神様のお使い者として丁重に
扱われ 『鹿を殺せば 石子詰め』の刑があり 殺した鹿と一緒に
生き埋めにされてしまいます
三吉が寺小屋で習字を習っていると廊下に鹿が入ってきて
半紙をくわえいたずらをしたのでおもわず手元のあった文鎮で
追い払おうと投げつけたが当たり所が悪く鹿はその場で
死んでしまいました  鹿を殺した三吉は石子詰めのけいに処せ
られました 大御堂の中に小さな井戸がありますがそこが三吉が
生き埋めにされた場所といわれています
悲しみにくれた母親が永年供養の花としてもみじの木を植えたと
言われています
*鹿にもみじ* といわれますがここから来たという説もあります

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甘柿・渋柿

古くは奈良時代の和歌にも詠われているようには大和の特産物
として有名です
甘柿の代表格は富有柿御所柿ですね
大きな木に鈴なりの柿がついてるのを良く見かけます
渋柿でしょうか
昔の人は渋柿甘柿に変える知恵を持っていました
平だね柿、もともと渋柿だったのが 焼酎を柿の表面に塗り
ビニール袋に入れておくと 3~4日で甘柿に変身~ です
また 味は大和の吊るし柿 といわれるように 皮をむいて
風通しと日当たりの良い軒につるし自然に渋を抜くのが
干し柿です
干し柿や平だね柿は 一段と甘みを増し 富有柿とは一味違う
おいしさです
風通しと日当たりの良い軒につるし自然に渋を抜くのが
柿は栄養価も高くポリフェノールも多く含まれていますよ
それに二日酔いにも効くといわれているので これからお酒の飲む
機会の多くなる皆さん 柿を常備しておいてはいかがですか

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いもぼた

母親の実家は農家でした
遊びに行くと いもぼた が おやつに出ました
いもぼた とはサトイモの入ったぼた餅のことです
作り方は  1、お米を洗って2割り増しの水につけ1時間ぐらい置く
       2、サトイモは皮をむき1センチ角に切り お米に混ぜる
         塩加減をして炊く
       3、炊き上がったご飯を充分蒸らしてすしおけに移す
         サトイモの形がなくなるまですりこ木でつぶす
       4、おはぎの大きさに握る
       5、黄な粉やあんこでデコレーションして完成
サトイモを入れることで白米でも粘りが出て結構おいしかったと
思い出しました 栄養価から見てもぼた餅よりも優れていると
思いませんか

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初詣

1月2日 娘夫婦と一緒に初詣に行きました
毎年 春日大社二月堂を回ります
この日は透きとおるような青い空の下 気温はぐんぐん冷えて
寒さが身に染むお天気でした
それでも滅多に着ない晴れ着に着替え初詣に出かけると背筋が
のび 気持ちまでがしゃんとなるのが不思議です
春日大社は例年通りすごい人ごみです 参道の両側はお店も並び
にぎやかであちらこちらからおいしい匂いがしてきます
たまらないですねえ あの匂いは・・・
神殿前では今年一年幸せになれますようにと願う善男善女が
神妙な顔で手を合わせています
何をお願いしているのでしょうか(*^_^*)
私たちも思いをこめて手を合わせ絵馬を買い あまりに寒かったので
甘酒をいただきました
そして二月堂まで歩いていきました 二月堂の舞台に上がると 
今まで以上に風が冷たく そこでおみくじを引きました
初詣で神様に一年の無事をお願いして   
さぁー 今年のスタートです

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干し芋

スーパーで時々干し芋を見つけると懐かしく つい買ってしまいます
でも子供の頃は母親の手作りでした
材料はサツマイモだけ
作り方は  1、表面を洗い丸ごと充分に蒸す
       2、蒸したお芋を1センチ弱ぐらいに切る
       3、重ならないようにざるに並べて風とおしのよいところで
         天日干しにする
       4、霜や水気を見せるとカビが生えたりするので
         夜は室内に入れたほうがよいでしょう
       5、白く粉がふくようになると完成
         1週間ぐらいで食べごろとなるでしょう
干し芋ミネラル食物繊維ビタミンが多く含まれ天日干しするので
ミネラルも豊富な無添加 100パーセントの自然食品です
サツマイモの天然の甘みが凝縮したおやつです
そのままでも、 軽く表面をあぶって食べるとより甘くなり
とてもおいしいですよ

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